まず、何らかの理由で停電が発生し、短時間内に電力が復旧できない場合は、予備電源を起動しなければなりません。
手順:主電源の遮断器(配電室の制御盤の遮断器および二重電源切替箱の主電源遮断器を含む)を切り、二重投切式逆流防止スイッチを自家用電源側に引き戻し、二重電源切替箱内の自家用電源遮断器を切断状態に保ちます。
予備電源(ディーゼル発電機セット)を起動し、ユニットが正常に運転を開始したら、発電機の空気スイッチおよび自家用電源制御盤内の各遮断器を順次閉じます。
電源切替箱内の各予備電源遮断器を一つずつ閉じて、各負荷へ電力を供給します。
予備電源の運転中は、運転担当者が発電機セットから離れてはならず、負荷の変化に応じて適時に電圧およびプラント周波数を調整し、異常が発生した場合には速やかに対処しなければなりません。
次に、主電源が復旧した場合、速やかに電力切換を行い、予備電源を停止し、主電源を復旧させなければなりません。
手順:自家用電源の遮断器を順番に一つずつ切り離します。その順序は、二重電源切替箱の自家用電源遮断器→自家用電源配電盤の遮断器→発電機の主スイッチ、そして二重スイッチを主電源側に切り戻します。
ディーゼルエンジンの停止手順に従ってシャットダウンします。
順番に、主電源の主スイッチから各支線スイッチへと各遮断器を一つずつ閉じていき、二重電源切替箱の遮断器を主電源側から閉じた状態にします。
第三に、各計器および表示器の指示値が正常であるか確認し、変圧器内の冷却ファンを起動します。



